WORKNG PROCESS
【プロフィール】明治初期、東京築地に国内初の靴工場が出来て約150年、今では100社近い靴メーカーが東京浅草に存在します。その靴の産地である浅草にて婦人靴55年(1965年創業)という職人集団が、DOUBLETREEのコンセプト “BEAUTY&COMFORT”を共有し生産にあたります。日本の伝統的な靴の産地ですが、早くから世界的に靴の産地であるイタリアの靴メーカーとも取引し、革新的な技術も合わせ持つ職人集団です。
【履き易い木型(靴型の原型)】 DOUBLETREEのパンプスは一般的なパンプスと比べると、少し横幅があるつくりになっており、足先も足の形に合わせるように丸みを帯びた形状になっております。これが包みこまれるような履き心地を生み出し、Vカットデザインにより、横幅があるようには感じさせない洗練されたイメージに仕上っております。この丸みを帯びる形状は天然素材を使用しているので個体差が生じ、尚且つ縫い目がない一枚皮で一足づつ制作しているので機械では難しく職人の手作業のみで完成致します。
【ソール部分のこだわり】 低反発のウレタンインソールと返りのいい高反発の中底、滑りにくい合成クレープの本底(アウトソール)を組み合わせたハイブリットな構造により、歩き易く、疲れにくいシューズに仕上がっております。
【かかと部分のこだわり】 かかと部分に牛革の月型(かかと部分の裏芯) を入れてます。牛革の月型を使うことで、履いたときにかかと部分が個々の足の形に馴染じみ、 より履き易い靴になると考えてます。 合成素材の月型を使う婦人靴も多く、靴の完成時点ではその方がきれいに見えるのですが、「形が崩れない=足に馴染みずらい」 ので、履き易さでは、牛革が勝ると考え、DOUBLETREEの靴においては牛革の月型を使っています。 劣化しづらいのも牛革のいいところです。
【完全手作業で行う吊り込みのこだわり】 「吊り込み」という木型に合せて靴の形を作っていく工程に手作業ならではの良さが凝縮されてます。この工程をすべて手作業でやるのはまさに熟練した職人のワザ。底側のつま先側から木型に合せて、少しづつ革を引っ張ったり、叩いたりして、中底にアッパーをきれいに付けていき、靴の形を作っていきます。
【そしてレザー素材へのこだわり】 天然素材ですので個体差があり、同じモノは存在いたしません。私たちはこの個性を唯一無二の一足として制作いたします。そして使い込むほどその靴のアジが出ていきお客様にとってさらに唯一無二の一足となります。また、ケアをしていただければ長くご使用でき、吸湿度性、放湿度があるため人工素材より蒸れにくいのも特徴です。オリジナルにこだわるからこそレザー素材のみを使用いたします。